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霧ヶ峰へのハイキング&トレラン『子供と行く山旅々』Vol.1

霧ヶ峰へのハイキング&トレラン『子供と行く山旅々』Vol.1

子供と行く霧ヶ峰

今回の子供とのアウトドア遊びは、登山×トレラン×キャンプというメニュー。本当はテントを背負って山を登り山中でキャンプをするという事をしたかったんだけど、連れていく2人が1年生の女の子に3年生の男の子なので、危険をなるべく回避すべくキャンプ場は車でアクセスしやすい場所にし、そこをベースに山遊びを楽しむというスタイルにした。

子供と楽しむ登山は霧ヶ峰で

霧ヶ峰

今回選んだ山は『霧ヶ峰』。地図を広げてルートをチェックすると、勾配もきついところは少なく、ガレ場や岩場といった危険箇所も少なさそうで、この山に決めた。

キャンプ場は霧ヶ峰キャンプ場。僕がキャンプ場を選ぶ時に重視しているのは
・自然を楽しめる
・利用料が高くない
・予約の必要がない
・フリーサイトでテント場を選べる
という事。ここに更に追加するとしたら東名、中央道といった渋滞が予想される高速道路は避けるというのが入るが、今回は平日を絡めた山旅であるということと、台風の影響で大気が不安定で天気が怪しく比較的空いているだろうという予測を立て、この重視ポイントは外した。

霧ヶ峰に到着して一日目のルート

霧ヶ峰キャンプ場

今回のメンバーは僕と子供2人に友人の山ちゃん。山ちゃんは裏高尾でバードウォッチングに出かけた時に出会ったパタゴニアに勤める山好きなナイスガイ。僕が普段楽しんでいるキャンプに連れていって欲しいという希望をもらって今回一緒にでかける事になった。

車を走らせ、地元のスーパーで買出しを済ませてキャンプ場に到着したのは13時。まずはテントをたててキャンプの準備を早々に終える。『青空が広がる今日を逃してはもったいない』という事で軽くハイキングをしに霧ヶ峰に向かう。

霧ヶ峰 コロボックルヒュッテ

コロボックルヒュッテ前にある駐車場からクヌルプヒュッテまで降り、車山湿原を周遊する1時間20分ほどのコース。霧ヶ峰には不思議な名前のヒュッテが数多く点在する。比較的安価な料金でフレンチ料理が楽しめるヒュッテから、ケーキやコーヒーを壮大な眺めの中で楽しめるヒュッテまでバラエティー豊かのようだ。

霧ヶ峰 コロボックルヒュッテ
霧ヶ峰 コロボックルヒュッテ

『ヒュッテ巡り』なんていう企画も考えてみたのだけど、今回は子供も一緒だしまたの機会にした。

子供と登山に行くと良いコト

霧ヶ峰

出だしの下り道は小さな岩がゴロゴロしていて歩きづらい箇所も多かったがなんとかクリア。

霧ヶ峰
霧ヶ峰

クヌルプヒュッテを過ぎたあたりから藪の中を進むポイントに差し掛かり子供たちは「かゆいかゆい」とむずかっていた。この体験があって、2日目に出かけるときには2人とも「タイツは絶対はく」と言い準備を整えていた。夏場暑いときでもタイツ1つザックに忍ばせておくのは有効的だと1つ勉強。

霧ヶ峰 車山湿原

車山湿原まで来ると霧ヶ峰らしい広大で緩やかな山並みを楽しめる景色が回りに広がる。

霧ヶ峰で遊ぶ子供たち
霧ヶ峰で遊ぶ子供たち

上が平らな岩場を見つけては寝そべって日光浴を楽しんだり、「ライトニング・ボルトのポーズ」と湿原に向かって叫んでみたり、普段家の近くですれば怒られるような事も山では笑いに変わる。アウトドアはやっぱりナイスである。

霧ヶ峰を独占、走るみんな

霧ヶ峰でトレラン
霧ヶ峰でトレラン
霧ヶ峰でトレラン

人も全くいなく独り占めな霧ヶ峰。山ちゃんに車の中で「この前子供とトレランしてみたら意外と楽しんだ」というような話をしていたので我が子に「走ってみる?」と山ちゃん一言。「走る!」と張り切る。

霧ヶ峰でトレラン

そんなお兄ちゃんを見て妹も「走ってみる!」と挑戦する。走りを交えたハイキング1日目は終了。お腹を空かせてキャンプ場に戻る。

霧ヶ峰キャップでの山ごはんスタイル

霧ヶ峰キャンプ場で食事

周りでは火を起こし食事の準備に取り掛かる中、今回の僕らは料理の全てをガスストーブでまかなうスタイルにした。

霧ヶ峰キャンプ場で食事
霧ヶ峰キャンプ場で食事
霧ヶ峰キャンプ場で食事

ソーセージを焼き、鳥ハラミを焼き、ビールを飲み、ワインを飲む。子供にはシチューとパンという献立。大人の人数も少ないから面倒が少ないこのスタイルが結果良かったように思う。テント場は広い芝生で、今回は比較的テントが密集していなかったので広々とした空間でキャンプを楽しめた。夜は満点の星空を仰ぎながらワインを楽しむ。そうして夜もふけ「そろそろ寝るかね」という事でそれぞれのテントに潜り込む。

僕はファミリースタイルのテントで贅沢にも6人用のテントに子供2人と僕という広々とした空間で寝た。対する山ちゃんは本日封をあけたばかりというアライテントに潜り込む。

霧ヶ峰キャンプ場で食事

1,600メートルという標高に位置する霧ヶ峰キャンプ場では、夜になれば8月という季節でも気温は下がる。僕はダウンジャケットにダウンパンツという出で立ちでシュラフには入らず寝たんだけど、ちょっと寒いくらい。子供はそれでも体温が高いからか、Tシャツに短パンでシュラフに入って朝起きて「暑い~」と言っていたが夜中はスヤスヤ寝ていた。使ったシュラフは3シーズン用の快適温度が6度ぐらいのもの。

今回の荷物の中に普段家でも使っている枕を持ってきてみたのだけど、これがとても良くて熟睡ができた。そうして力を蓄え、晴れることを祈って眠りにつくのだった。

霧ヶ峰へのハイキング&トレラン『子供と行く山旅々』

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