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冬の登山用インナー、べースレイヤーの選び方とメンズ・レディースのおすすめモデル16選!

冬の登山用インナー、べースレイヤーの選び方とメンズ・レディースのおすすめモデル16選!

「気温が低いのに登ったら暑くて汗だくになった」「山頂のランチ休憩は寒くて耐えられず早々に下山した」
冬の登山でこんな経験をしたハイカーの方も多いのではないでしょうか。

冬山の最大の敵は寒さではなく、「汗」です。そのため冬山登山の服装では、レイヤリングで保温すると共に汗を適切に処理する必要があります。

汗処理に最も重要な役目を担っているのがレイヤリングのいちばん下に着る1枚目、つまりインナー、べースレイヤーです。どんなインナー、ベースレイヤーを選べば、うまく汗処理ができるのでしょうか。

この記事では、冬の登山用インナー、べースレイヤーの選び方について解説し、あわせてメンズ・レディースのおすすめモデルを紹介しています。ぜひ、最後まで読んで参考にしてください。

冬登山の服装に欠かせない「汗対策」


冬の登山では、できるだけ汗をかかないことが大切です。

ハイクアップで汗をかいて体が濡れると、行動を止めたり稜線に出たりした時に、冷たい空気や風に当たって一瞬で体が冷えてしまいます。これが「汗冷え」です。汗冷えは体力や集中力を奪い、疲労感が増し、場合によっては低体温症を起こす恐れがあります。

寒い山中では、汗冷えを感じても温かい場所へ移ったり、濡れた衣類を着替えたりできません。ですから「汗をかかかないこと」が大事なのですが、冬の登山は重い装備を背負って雪山をハイクアップするなど想像以上に運動量が多く、気温が低くても汗をかきやすいです。

レイヤリングで体を保温しつつ、上手に汗処理を行うことが求められます。

冬登山のレイヤリングと役割

レイヤリングとは、肌から近い順に「ベースレイヤー」「ミドルレイヤー」「アウターレイヤー」と重ね着をしていくことをいいます。「暑ければ脱ぐ、寒ければ着る」をこまめに行うことで発汗量を抑え、快適な衣服内環境を保つことを目的としています。

「ベースレイヤー」「ミドルレイヤー」「アウターレイヤー」は、それぞれ次のような役割を担っています。

アウターレイヤー【防水・防風】

  • 雨や雪、風の侵入を防ぐ
  • 外の冷気を遮断し、体温を外へ逃がさない

ミドルレイヤー【保温】

  • 体を保温するとともにべースレイヤーの汗を吸い上げて拡散する
  • 保温性と通気性のバランスをとる

べースレイヤー【吸汗速乾】

  • 肌から汗を吸い上げて素早く拡散
  • 肌に直接着て保温する

近年は、「ベースレイヤー」の下にメッシュ地のインナーである「ドライレイヤー」を着用した4層構造が支持されています。特に冬の登山では、ドライレイヤーをべースレイヤーの下に1枚仕込むだけで汗による冷え戻りがなくなり、肌がサラリと快適な状態が続くため、ドライレイヤーを着用する人が多いです。

ドライレイヤーを含めた4層構造のそれぞれの役割は、次の通りです。

アウターレイヤー【防水・防風】

  • 雨や雪、風の侵入を防ぐ
  • 外の冷気を遮断し、体温を外へ逃がさない

ミドルレイヤー【保温】

  • 体を保温すると共にべースレイヤーの汗を吸い上げて拡散する
  • 保温性と通気性のバランスをとる

べースレイヤー【吸汗速乾】

  • 肌から汗を吸い上げて素早く拡散
  • 肌に直接着て保温する

ドライレイヤー【肌ドライ】

  • 汗をメッシュの孔を通じてべースレイヤーに移す
  • 肌に直接着て汗と肌とを切り離し、肌をドライに保つ

この4層が機能すると、汗がドライレイヤー⇒べースレイヤー⇒ミドルレイヤー…と順々に移っていくため肌はドライになります。ミドルレイヤーで体が保温されてアウターレイヤーで体熱の放散が阻まれるため、寒さを感じることなく肌がドライなままで行動できます。

汗対策の要!インナー、べースレイヤーは登山用を選ぶ

汗で肌が濡れると汗冷えにつながるため、冬の登山ではできるだけ汗をかかない、つまり「肌をドライにする」ことが大切です。レイヤリングで保温すると共に汗処理をいかにうまく行うかが大事であり、いちばん下に着る1枚目、つまり肌と直に触れるインナー、べースレイヤーこそが冬登山の汗対策の要となります。

インナー、べースレイヤーで肌をドライに保つことができると、他のレイヤーもそれぞれの機能を発揮して役割を果たすことができますが、インナー、べースレイヤーが汗を吸って肌をドライに保つことができないと、他のレイヤーもそれぞれの機能を発揮できず、役割を果たすことができません。

せっかく高機能なフリースやアウターシェルを買っても、いちばん下に着る1枚目がしっかり役目を果たさないと宝の持ち腐れになりかねないため、インナー、べースレイヤーは汗処理機能を備えた登山用モデルを選ぶことをおすすめします。

冬の登山用インナー、べースレイヤーの選び方のポイント

肌に直接触れるインナー、べースレイヤーは、汗対策の最前線に位置しているため、優れた汗処理機能と適度な保温性をバランスよく備えている必要があります。

ここでは、冬山で着用するのにふさわしいインナー、べースレイヤーを選ぶポイントを解説します。

①素材

登山用インナー、べースレイヤーに採用される素材には、「化繊」「メリノウール」「化繊とメリノウールのハイブリッド」があり、それぞれの特徴を知って使い分けることが大切です。

化繊

化繊素材の代表格であるポリエステルは、吸湿性は低いですが吸水性(汗を吸う力)は非常に高く、乾きが早いです。また、耐久性が高く比較的安価ですが、汗のニオイが気になります。

メリノウール

メリノウールは吸湿性が高く、汗を吸収するとほんのり温かく感じ、その後ゆっくりと渇く性質があるため、汗冷えのヒヤッとした感じがありません。

繊維の内側は水をよく吸収するものの、繊維の表面は水をはじく構造なので、肌と直接触れ合う部分は水分が付着せず、肌はサラリと快適。汗冷えしにくい素材といえます。また、天然の防臭性があるため、気になる汗のニオイもしません。ただし、耐久性が低く、高価です。

化繊とメリノウールのハイブリッド

ハイブリッド素材は、化繊が持つ吸汗速乾性と耐久性、メリノウールが持つ保温性と防臭性を備えています。まさに両者のいいとこ取りですが、それぞれの含有率の高い方の特性がより強く出てきます。

メリノウールが化繊より多く含まれていれば保温力や防臭性が高まるので、寒い時期のアクティビティや、長期縦走登山など汗のニオイが気になるシーンにおすすめです。

化繊がメリノウールよりも多く含まれていれば耐久性、速乾性が高まり、汗をかきやすいアクティビティに適しています。

「 化繊」「メリノウール」「化繊とメリノウールのハイブリッド」の性質を比較

それぞれの素材の性質を一覧表で比較してみます。

化繊メリノウールハイブリッド

吸水性

(汗を吸う力)

吸湿性

(湿度調整)

×

速乾性

(速く乾く力)

×

保温性

(冷えにくさ)

×

防臭性

(汗をにおわせない)

×

耐久性

(タフさ)

×

価格

(安い◎/高い×)

×

「化繊」「メリノウール」「化繊とメリノウールのハイブリッド」のメリットとデメリット、適した季節とシーンを比較

それぞれの素材のメリットとデメリット、適した季節とシーンをまとめてみます。

化繊メリノウールハイブリッド
メリット

・吸汗速乾性が高い

・多少雑に扱ってもOK

・濡れてもすぐ乾く

・洗濯しやすい

・比較的安い 

・汗冷えしにくい

・濡れても温かい 

・蒸れにくい

・嫌なニオイがしない

・冬は温かく夏は涼しい

・化繊とメリノウールのいいとこどり

・それぞれの含有率によって特徴が変わる

デメリット

・汗のニオイが気になる 

・保温性はあまりない 

・早く乾くので一緒に体熱も奪われる

・乾きが遅い

・天然素材なので高い

・毛玉や虫食いに注意

・洗濯がやや面倒

・特になし
適した季節とシーン

・春夏秋の低山登山

・トレイルランニング

・秋冬春の登山

・夏の高所登山

・宿泊を伴う登山

・オールシーズン

・あらゆるアクティビティ

冬の登山におすすめのインナー、べースレイヤーの素材は?

登山用インナー、べースレイヤーの素材には、吸汗性や速乾性などさまざまな機能が求められますが、冬のインナー、べースレイヤーに最も求められる機能は、吸湿性と保温性です。

冬の登山では水滴になるほどの汗はかかなくても、体からは随時、水滴になる前の湿気が出ています。この湿気を吸着する機能が吸湿性であり、吸湿性を備えていると肌をサラリと快適な状態に保ってくれます。

保温力だけを備えた素材では発汗を促し、汗冷えを起こす可能性がありますが、吸湿性と保温性を備えていれば、汗冷えを起こすことなく肌を温めてくれます

この2つの機能を備えているのはメリノウールです。冬の登山のインナー、べースレイヤーに最適な素材はメリノウールといえます。しかし、メリノウールは耐久性が低いため、化繊を混紡することで耐久性と速乾性を補強したハイブリッド素材がおすすめです。
汗をかきやすいアクティビティや暑がりの方、汗っかきの方は、吸汗速乾性が高い化繊素材がいいでしょう。

「コットン」「レーヨン」素材はNG

「綿(コットン)」は汗を吸っても乾きにくいため、汗がいつまでも付着して汗冷えを起こす可能性があります。登山に綿素材はNGです。

また、化繊でもレーヨンは、汗を吸着すると発熱する特徴があり、その保温性が更なる発汗を促します。レーヨンを使った代表的なインナーにヒートテックがありますが、ヒートテックが多くの汗を吸い取り飽和状態になると、生地が乾く時に生じる気化熱によって肌が冷たくなり、かえって体を冷やすインナーとなってしまいます。

そのため、レーヨンが混紡されている服は、登山にはNGです。ヒートテックは汗をかく登山の行動着としての使用は控えた方がいいでしょう。

②タイプ、デザイン 

べースレイヤーのタイプ、デザインには、主に次の4種類があり、季節やアクティビティによって使い分けます。

  • ノースリーブ
  • Tシャツ
  • ロングスリーブ
  • ジップアップタイプ

冬の登山におすすめのべースレイヤーは、ジッパーの開閉で体温調節ができるジップアップタイプのロングスリーブシャツです。行動中に暑くなってきたら、フロントジッパーを開けることで直接肌に冷たい空気を送り込め、寒くなったらジッパーを閉めて冷気を遮断、体の熱を閉じ込めます。ウェアの着脱と違い、足を止めることなくフロントジッパーの開閉だけで細かく調節できるのがメリットです。

累積標高が少ない低山登山や、普段使いもしたいならラウンドネックのロングスリーブシャツもおすすめです

おすすめのシーン、メリット・デメリットなど
ノースリーブ

・発汗が多い夏のアクティビティ

・日焼けしやすい

Tシャツ

・発汗が多い夏の登山やトレイルランニング

・普段使いもできて汎用性が高い

ロングスリーブ

・日差しが強い稜線歩き

・寒暖差のある寒い季節の高所登山

・寒い季節のアクティビティ

・普段使いができる

ジップアップタイプ

・体温調整が難しい高所登山

・行動を止めずに体温調節できる

・寒い季節のアクティビティ

・登山以外ではあまり使わない

③生地の厚み

出典:モンベル
べースレイヤーには、同一モデルでも異なる生地の厚みを設定しているものがあります。わかりやすいモンベルを例にとると、化繊のべースレイヤーには次の3種類の厚みが設定されています。
  • L.W.薄手(ライトウエイト)
  • M.W.中厚手(ミドルウエイト)
  • EXP.厚手(エクスペディション)

冬は厚手、春秋は中厚手、夏は薄手を選ぶのが良いとされていますが、行く山の標高や登山者の体質によってだいぶ変わります。

汗っかきの方が厚手のべースレイヤーを着て冬に低山ハイクをすれば暑くて不快になりますし、寒がりの方が中厚手のべースレイヤーを着て秋の紅葉登山をすれば寒く感じるかもしれません。

生地の厚みは、単に季節で選ぶのではなく、山の標高や気温、アクティビティの運動量、登山者の体質によって選んだ方がいいでしょう。

一般的に厚手のべースレイヤーは、使用シーンが厳冬期の高所登山やテント泊など比較的限定的です。冬でも中低山登山であれば中厚手のベースレイヤーを選び、保温性はミドルレイヤーで補完するのがおすすめです。

④山の標高やアクティビティ別に考える

冬山で着用するべースレイヤーは、山の標高やアクティビティによって、素材・タイプ・生地の厚みを選ぶようにします。
例えば、厳冬期のバックカントリースキーを行う場合、激しい運動による発汗と寒冷な環境による冷えとを繰り返すことが予想されます。汗が急速に乾くと気化熱により体温が奪われやすいため、吸湿性がありながらも熱を奪い取らない機能がある素材を選べばいいことになります。
シーン、アクティビティ必要な機能
バックカントリースキー保温性、吸湿性、熱の奪い方がゆっくり

この条件を満たす素材はメリノウールです。また、バックカントリースキーであれば行動中にウェアの着脱をするのが難しいため、こまめに温度調節ができるジップアップタイプがおすすめです。発汗と冷えを繰り返すので、生地の厚みは中厚手をメインに体質に合わせて選ぶといいでしょう。

低山でトレイルランニングを行う場合は、汗をかきやすいため、保温性や吸湿性より、吸汗性や通気性を重視した素材を選びます。

シーン、アクティビティ必要な機能
トレイルランニング吸汗性、通気性

この条件を満たす素材は、メリノウールと化繊のハイブリッド、または化繊です。薄手のロングスリーブやジップアップタイプのべースレイヤーを選ぶといいでしょう。

アクティビティによって、どういった機能が必要かを考え、その機能を備えた素材やデザインのべースレイヤーを選び、標高や体質によって必要性が高まる保温力を生地の厚みで調整するといいでしょう。

  1. どういった機能が必要か
  2. その機能を備えた素材やデザインを選ぶ
  3. 保温力は生地の厚みで調整する

⑤ドライレイヤーに適したべースレイヤーを選ぶ

ドライレイヤーの優れた機能を最大限に発揮させるには、ドライレイヤーの特性をよく理解した上で、組み合わせるべースレイヤーを正しく選ぶ必要があります。

ドライレイヤーは汗を吸収せずべースレイヤーへと汗を移すだけ

まず、ドライレイヤーの代名詞ともいえる、ファイントラックの「ドライレイヤー」を例に解説します。

「ドライレイヤー」の素材は、撥水ポリエステル100%。撥水加工が施されているため、下の画像のように水分を吸着せず弾きます。

生地自体が保水しにくいため、汗をかくと汗がメッシュの孔を通って上層ウェア、すなわちべースレイヤーへと移行します。

肌とべースレイヤーの間にドライレイヤーを挟むと汗がスムーズにべースレイヤーへと移るため、肌は汗と切り離されてドライ感を保てるのです。

通称「アミアミ」と称されるミレーの「ドライナミックメッシュ」も、ファイントラックのドライレイヤー同様、メッシュの孔を通じて汗の移動を起こすことで肌と汗とを切り離し、肌のドライ感を保ちます。

ただし、ミレーの「ドライナミックメッシュ」の素材には、ポロプロピレンが入っています。ポリプロピレンは、「撥水性」ではなく「疎水性」です。

撥水  出典:ファイントラック 
疎水  出典:ファイントラック

疎水性は水との親和性が低いものの撥水性のように強く水を弾くことはなく、水滴が繊維の表面に膜を張って残ります。そのため汗をかくと肌に付着した感じが残りますが、「ドライナミックメッシュ」には吸水作用のあるナイロンが含まれているため、肌に残った汗を吸い取ってくれます。

代表的な2つのドライレイヤーを比較すると次のようになります。

ドライレイヤードライナミックメッシュ
ブランド名ファイントラックミレー
機能          汗を肌から離す役割
素材構成撥水ポリエステル100%

・ポリプロピレン66%

・ナイロン28%

・ポリウレタン6%

吸水性(汗を吸う力)なし低い
吸湿性(湿度調整・蒸気を吸う力)なし低い
保温性(冷えにくさ)普通高い

体にフィットして汗を吸い上げるべースレイヤーを選ぶ

出典:ミレー

汗を肌から切り離す役目を持ったドライレイヤーは、肌に密着し、きつくない程度にフィットしたものが適正サイズです。

さらに、ドライレイヤーの上に着るべースレイヤーもフィット性のあるシルエットであることが求められます。ゆったりしたべースレイヤーだと、ドライレイヤーによって肌から移動した汗に接触できず、結果として汗を吸い取ることができなくなってしまうからです。

ベースレイヤーの下にドライレイヤーをレイヤリングする場合、次のような条件を満たしたべースレイヤーを選ぶといいでしょう。

【ドライレイヤーと組み合わせるベースレイヤー】

  • 体にフィットする
  • 吸水、吸湿性を備えている。生地の表面が凸凹していると吸い上げる力が強い

メンズ、レディースのインナーにおすすめのドライレイヤー

べースレイヤーをインナーとして単体で着用するのもいいですが、冬はべースレイヤーをドライレイヤーとセットで着用することで優れた汗処理効果とともに保温性が得られます。ここでは男女別のドライレイヤーをメインに、冬のインナーにおすすめの商品を紹介します。

【ミレー】ドライナミック メッシュ ショートスリーブ(メンズ) | 冬におすすめのドライ系インナー

出典:ミレー
かさ高のメッシュで肌面の汗を素早く吸収してべースレイヤーに拡散。汗を吸ったべースレイヤーはメッシュの厚みで肌から遠ざけられるため、肌面の冷えを防ぎ、ドライ感を保持します。春秋にも使える半袖タイプの方が長袖より汎用性が高く、おすすめです。
着用した際の保温力が高く、雪山登山やスキーなどで着用すると体が温かく感じるため、冬のインナーとして着用することをおすすめします。べースレイヤーを長袖の中厚手や厚手にすることで保温力を高めることができます。
価格6,600円
重量110g
素材ポリプロピレン66% ナイロン28% ポリウレタン6%

【ファイントラック】ドライレイヤーベーシックブラタンクトップ(レディース) | レディース用ドライ系インナーの定番

出典:ファイントラック

男性と違い、女性はべースレイヤーを単体で着ることができず、必ずアンダーウェアを必要とします。一般的なブラジャーだと運動に必要な機能を備えていないため、べースレイヤーが優れた機能を備えていたとしても胸周りがべたついたり冷えたりと不快でアクティビティに集中できません。

ファイントラックのドライレイヤーベーシックブラタンクトップは、吸汗速乾ウエアの下に着て、バストの汗冷えやベタつきを軽減します。優しいフィット感のブラカップは三層構造で汗抜けとドライ感を実現。ブラとタンクトップが一体となっているので、ドライレイヤーが初めての方でも手軽に着用できます。

ドライレイヤーシリーズには、暑い時期におすすめのドライレイヤークール、寒い時期におすすめのドライレイヤーウォームもありますが、ドライレイヤーベーシックなら年間を通じて使えるため汎用性が高く、最初の一着におすすめです。冬は、上に着るべースレイヤーを中厚手や厚手の長袖にしたり、ミドルレイヤーを工夫することで保温力を高めることができます。

価格7,700円
重量52g
素材ポリエステル100%

【ファイントラック】ドライレイヤーベーシックT(メンズ) | 年間を通じて使えるドライ系インナー

出典:ファイントラック

ドライレイヤーシリーズの大定番であるベーシックTシャツです。吸汗速乾ウエアの下にインナーとして着用することで、汗冷えや汗のベタつきを軽減し、肌のドライ感を実現します。

ドライレイヤーシリーズには、暑い時期におすすめのドライレイヤークール、寒い時期におすすめのドライレイヤーウォームもありますが、ドライレイヤーベーシックなら年間を通じて使える上、半袖は最も人気があります。

冬季登山では、ベースレイヤーの下に1枚仕込むだけで「冷え戻り」が劇的に軽減するため愛用者が多く、初めてドライレイヤーシリーズを使う方にもおすすめです。

価格5,280円
重量46g
素材ポリエステル100%

【ファイントラック】ドライレイヤークールフィットブラ(レディース) | これ1つで年間を通じて着回せる

出典:ファイントラック

バストの汗冷えやベタつきを軽減する山ブラです。三層構造ブラパッドは、優れた汗抜けとカップ自体が保水しないため、汗をかいてもひんやりとした冷えを感じません。また、汗だまりをしやすいアンダー部分には、汗抜けのいい柔らかなメッシュゴムを採用し、汗のニオイやベタツキを抑えます。左右一体型のブラパッドは、締め付けないのに揺れにくい新感覚のつけ心地です。

山ブラを季節に合わせて何着も購入できないので、基本となるブラを軸に、上に着るもので季節に合ったレイヤリングをするのがおすすめです。暑い時期におすすめのクールフィットブラですが、冬ならドライレイヤークールフィットブラにドライレイヤーベーシックロングスリーブを重ね、その上に中厚手か厚手の長袖べースレイヤーを着用します。

基本となる山ブラを季節に関係なく着用し、その上に重ねるものを季節や行く山によって変えていく方がさまざまな状況に対応できて、おすすめです。

価格6,600円
重量42g
素材ナイロン88%、ポリウレタン12%

【SAXX】QUEST QUICK DRY MESH(メンズ) | 下半身の汗周りの悩みを一挙解決

出典:山旅

冬でもハードなアクティビティで汗をかきやすい方におすすめのモデルです。メッシュ素材による高い通気性と速乾性、防臭効果を備えており、汗を素早く吸収し拡散させ、ムレを軽減します。

立体裁断による動きやすさ、ボールパークポーチによる股ズレ防止機能など、アクティビティに集中できる快適性を備え、一度履いたら手放せなくなるほど。年間を通じて使えます。

価格4,290円
重量81.4g
素材ナイロン77%、ポリウレタン14%、ポリエステル9%

【モンベル】スーパーメリノウール L.W. ウエストウォーマー ショーツ(レディース) | 下半身の冷えに悩む方におすすめ

出典:モンベル

下半身の冷えに悩む女性におすすめのショーツとウエストウォーマーが一体となった、冬のおすすめのショーツです。スーパーメリノウールを使用し、薄手ながら保温性に優れ、冷えやすい腰回りを温めてくれます。ストレスのない着用感です。

価格4,180円
重量37g
素材ウール83%+ポリエステル13%+ナイロン3%+ポリウレタン1%

メンズ・レディースのおすすめべースレイヤー

冬のベースレイヤーには、体から発散される湿気や汗を上手に処理して肌をドライに保つ機能や適度な保温性が求められます。

ここでは冬の登山に求められる機能を備えた、おすすめのべースレイヤーを紹介します。

【パタゴニア】キャプリーン・サーマルウェイト・ジップネック(メンズ/レディース)| 冬に欠かせない大人気ベースレイヤー

出典:パタゴニア

価格15,900円
重量176g
素材3.8オンス(129グラム)・ポーラテック・パワー・グリッド・リサイクル・ポリエステル92%、ポリウレタン8%

出典:パタゴニア

価格

15,950円
重量139g
素材3.8オンス(129グラム)・ポーラテック・パワー・グリッド・リサイクル・ポリエステル92%、ポリウレタン8%

凸凹した構造が特徴的なポーラテック・パワー・グリッド素材を使用したべースレイヤーです。汗を吸上げる力が強く、また汗戻りを抑え、通気性も備えているため肌をドライに保ちます。軽く、温かいのにオーバーヒーせず、汗処理と保温性の高さを両立したべースレイヤーとして多くの登山者に支持されています。

肌に吸い付くようにフィットし、マチ付きの脇の下や高いストレッチ性などで動きやすく、冬の低山ハイクから運動量の大きいバックカントリースキーなどのアクティビティまで対応します。

長めのジップネックはベンチレーションとして優れ、体温調節が容易。上まで閉めればネックウォーマーが要りません。メリノウールを使用した寒い時期のべースレイヤーとして人気の高い、信頼のおける一着です。

【スマートウール】クラシックオールシーズンメリノべースレイヤーロングスリーブ(メンズ/レディース)| 通年活躍するシンプルなメリノウールべースレイヤー

出典:ロストアロー

価格15,290円
重量170g(Mサイズ)
素材ウール88%、ナイロン12%

出典:ロストアロー

価格15,290円
重量133g(Mサイズ)
素材ウール88%、ナイロン12%

「メリノウールは高い」と思っている方も、年間を通じて着用できるならコスパは良いはず。こちらの商品は名前の通りオールシーズン着用できるメリノウールのシンプルな丸首長袖ベースレイヤーです。ナイロンをプラスすることで耐久性を加えています。薄手に仕上げたソフトな着用感のスリムフィットで、汗を素早く吸い上げます。

体に心地よくフィットし、大きな動きにも対応します。男性用ジップアップモデル女性用ジップアップモデルも展開しています。

【ファイントラック】メリノスピンライトジップネック(メンズ/レディース)| トレランにも使える軽量薄手のハイブリッドべースレイヤー

出典:ファイントラック

価格

11,000円

重量

125g

素材

ポリエステル63%、ウール37%

出典:ファイントラック

価格10,670円
重量105g
素材ポリエステル63%、ウール37%

メリノウールにポリエステルを63%混紡したハイブリッド素材のべースレイヤーです。ウールの保温性、調湿性に、化繊の吸汗速乾性が加わっているため蒸れにくく、汗を積極的に吸い上げます。冬のトレイルランニングなど汗をかきやすいアクティビティにおすすめです。

また、メリノウールの防臭性を強化した加工を加えているため長期縦走でもニオイません。ストレッチ性があって動きやすく、体にフィットしたデザインです。

男性用のラウンドネックタイプ女性用のラウンドネックタイプも展開しています。

【ファイントラック】メリノスピンサーモジップネック(メンズ/レディース)| 厳冬期におすすめの中厚手ハイブリッドべースレイヤー

出典:ファイントラック

価格11,990円
重量190g
素材ポリエステル65%、ウール35%

出典:ファイントラック

価格11,440円
重量165g
素材ポリエステル65%、ウール35%

メリノウールにポリエステルを65%混紡したハイブリッド素材のべースレイヤーです。ウールの保温性、調湿性に、化繊の吸汗速乾性が加わっているため蒸れにくく、汗を素早く乾かします。防臭性を強化した加工を施しているため、消臭性が長持ちするので長期縦走登山にもおすすめです。

2層の袋編み構造の生地を採用し、層の間に温かな空気層を保つことで、厳冬期のアクティビティに適した保温性を備えています。ファイントラックのドライレイヤーとのレイヤリングの相性も抜群です。

男性用のラウンドネックタイプフーディタイプ女性用のラウンドネックタイプフーディタイプも展開しています。

【モンベル】ジオラインM.W.ハイネックシャツ(メンズ/レディース)| 生地の厚みが選べる温かい化繊ベースレイヤー

出典:モンベル

価格5,500円
重量174g
素材

ポリエステル100%

出典:モンベル

価格5,280円
重量136g
素材ポリエステル100%

汗を素早く吸水拡散して、肌をドライに保つベースレイヤーです。モンベルの独自素材ジオラインは、表面と肌に当たる面にBOX 構造を備えており、デッドエアを保持することで保温性を確保しているため、包み込まれるような温かさがあります。また、化繊ですが消臭成分を加えているため気になるニオイを軽減します。

生地のバリエーションは薄手(L.W.)、中厚手(M.W.)、厚手(EXP.)と3種類あり、 冬の高所登山では厚手タイプ、汗をかきやすいアクティビティでは中厚手というようにシーンや体質に応じて選ぶことができます。

出典:モンベル

同モデルでは男性用ラウンドネックタイプ女性用のラウンドネックタイプも展開しています。また、男性用は半袖タイプもあります。

【モンベル】スーパーメリノウールM.W.ハイネックシャツ(メンズ/レディース)| お手頃価格で人気の高いメリノウールベースレイヤー

出典:モンベル

価格9,570円
重量195g
素材ウール85%+ポリエステル15%

出典:モンベル

価格9,130円
重量

160g

素材ウール85%+ポリエステル15%

モンベルのスーパーメリノウールは、メリノウールに化繊を15%混紡した素材でありながら、10,000円を切るお手頃価格で人気の高いべースレイヤーです。天然の吸湿発熱素材で肌触りが良く、チクチクした感じがないため、乾燥肌の方にも愛用されています。

保温性とストレッチ性に優れ、汗冷えしにくく、冬季登山からスノースポーツ、日常生活まで幅広いシーンで活躍します。本格的冬山登山が初めての方にもおすすめのべースレイヤーです。

生地のバリエーションは薄手(L.W.)、中厚手(M.W.)、厚手(EXP.)、極厚手(EXP.プラス)と4種類あり、 極寒のキャンプなど圧倒的な保温力が必要なシーンでは極厚手、冬の高所登山や寒がりの方では厚手、汗をかきやすい冬期アクティビティでは中厚手というようにシーンや体質に応じて選ぶことができます。

出典:モンベル

同モデルでは、男性用ラウンドネックタイプ女性用ラウンドネックタイプも展開しています。女性用ラウンドネックタイプは、襟回りが広いため、上からTシャツなどを着た際に襟元がはみ出てしまう心配がありません。また、男性用には、ビジネスシーンでも着用できるVネック9分袖タイプもあります。

【ザ・ノース・フェイス】エクスペディションドライドットジップハイ(ユニセックス)| 冬のハードなアクティビティにおすすめの高機能べースレイヤー

出典:ゴールドウィン

価格15,400円
重量約175g(Lサイズ)
素材

身生地:ポリエステル100%

胸ポケット:ナイロン87%、ポリウレタン13%

無数に開いた小さなドットにより、汗を素早く吸収して表面へ移行・拡散させます。生地の肌面は撥水糸を使用したドライ層のため、肌はいつもサラサラ。汗冷えを抑制します。

また、ドットにより空気の層を含むため適度な保温性も備えています。これ1枚でドライレイヤーとべースレイヤーの役割を兼ねているため、単体での着用もOKです。

ベンチレーションに有効な長めのファスナーと併せて汗処理機能に優れているため、寒い季節におけるハードなアクティビティで使いやすいベースレイヤーです。胸ポケットにはスマホなど収納でき、サムホールで手首の保温もできます。

同モデルでクルータイプ(ユニセックス)もあります。

【アイスブレーカー】200 オアシス ロングスリーブ クルー(メンズ/レディース)| メリノウール100%の心地よさと機能性が魅力

出典:ゴールドウィン

価格16,500円
重量不明
素材ウール100%(メリノウール)

出典:ゴールドウィン

価格16,500円
重量不明
素材ウール100%(メリノウール)

天然素材のメリノウール100%の中厚手べースレイヤーです。商品名の数字は、1平方メートルに含まれるメリノウールの量を表し、本商品は1平方メートル当たり200gのメリノウールを使っていることを示しています。200は肌寒い時期におすすめのべースレイヤーで、山では年間を通じて使えます。

シンプルなデザインで肌触りが良く、ウールのチクチクした感じはありません。アイスブレーカーのメリノウール製品はフィット感、着心地に優れ、天然のエアコンと呼ばれる優れた調湿性と、汗をかいてもにおわない防臭性を備えたメリノウールの優れた機能を堪能できます。

登山はもちろん、他のアウトドアや普段使いにも活躍する一着です。インポートサイズのため、日本国内サイズよりも1サイズほど大きめとなっています。 

【アイスブレーカー】260 テック ロングスリーブ クルー(メンズ/レディース)| 高い保温力を発揮するメリノウール100%の厚手ベースレイヤー

出典:ゴールドウィン

価格

20,900円

重量

不明

素材

ウール100%(メリノウール)

出典:ゴールドウィン

価格20,900円
重量不明
素材ウール100%(メリノウール)

1平方メートルに260gのメリノウールを使用した厚手のべースレイヤーで、厳冬期の登山に対応する高い保温力を備えています。スリムシルエットで身体へのフィット感を高め、天然の調湿機能でムレを軽減します。

また、肩の縫製ラインを前後にずらすことで、バックパックとの干渉を減らしたり、裾はドロップテールを採用して背中の露出を抑えたりといった細かい工夫がされています。

チクチクしない優しい肌触りや天然の防臭効果などメリノウールの優れた機能を体感できル一着です。

【山旅】バックメッシュ・速乾メリノウール・ジップアップ・ロングスリーブシャツ(ユニセックス)| 発汗量の多いアクティビティでも快適なべースレイヤー

出典:山旅

価格18,920円
重量XS:126g、S:136g、M:141g、L:153g
素材

50%メリノウール、50%ポリエステル

メッシュ部分:50%メリノウール、47%ポリエステル、3%ポリウレタン


メリノウールと化繊を50%ずつ混紡したハイブリッド素材のべースレイヤーです。メリノウールが持つ消臭効果と保温性、ポリエステルが持つ速乾性と耐久性をバランスよく備えている上、汗をかきやすい背面と脇部分にはメッシュ構造を配置しているため、優れた通気性と速乾性を実現しています。

まさに、ウールと化繊とメッシュ系インナーのいいとこ取りをした一着です。メッシュ地は透け感がほとんどないため、女性も安心して着用できます。

ジッパーは約33cmと長めに設計され、体温が上がったときには素早く熱を逃がすことができます。さらに、ジッパーが肌に直接当たらないよう工夫されたデザインで、アンダーウェアとして単体で着ても、下にドライ系インナーを着用してもどちらでも対応します。

メリノウールのチクチク感がなく快適な着心地です。発汗量が多い人や、トレイルランニングなどのハードなアクティビティを好む方におすすめのべースレイヤーです。

同じ素材を使用したジップアップTシャツTシャツロングスリーブシャツもあります。

冬のインナー、べースレイヤーは体質やシーンに合ったものを選んで

冬の登山のレイヤリングの中でも、インナー、べースレイヤーは肌に直接触れて汗処理を行う必要があるため、非常に大切な存在です。本記事を参考に、行く山の標高やアクティビティ、登山者の体質などに合ったインナー、べースレイヤーを選んで、快適な登山を楽しんでください。

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