モンベルのダウンジャケットは種類が多く、「結局どれがいちばん暖かいの?」と迷いますよね。結論からお伝えすると、モンベルのダウンの温かさは「厚さ区分」で決まります。モンベルは公式に、厚手になるほど保温性が高くなると説明しています。
よく比べられるフィルパワー(FP)は、じつは暖かさそのものを表す数字ではありません。1000FPのプラズマ1000 ダウンジャケットが「薄手」、800FPのアルパインダウン パーカが「厚手」に入っているのはそのためです。
この記事では、登山で使いやすいモンベルのダウンジャケット15着を、公式の厚さ区分をもとに温かい順に並べて比較します。
モンベルのダウンジャケットの選び方|温かさは「厚さ」で決まる

公式の厚さ区分は5段階

モンベルは公式の特集ページ「最高品質『EXダウン』で暖かく、快適に」で、ダウンウェアを厚さで分けています(EXダウンはモンベルのダウンの呼び名)。区分は暖かい順に極地用>極厚手>厚手>中厚手>薄手。公式の文面は「厚手になるほど保温性が高くなります」で、この記事の「温かい順」もこの区分をいちばん大きな物差しにしています。このうち登山で使いやすい厚手・中厚手・薄手の3区分から、15着を選びました。
フィルパワーは「暖かさ」ではなく「軽さ・小ささ」の目安

フィルパワーは、ダウンがふくらむ力を数字にしたものです。「FPが高い=暖かい」と思われがちですが、モンベルの公式ページには「フィルパワーは製品の軽量コンパクト性を評価する一つの目安であり、暖かさそのものを表すものではありません」と書かれています。
1着の暖かさは、ダウンの量と生地・構造の組み合わせで決まります。モンベルはダウンの充填量(何グラム入っているか)を公開していないので、外から比べられるいちばん確かな目安が厚さ区分です。
ダウンを包む「構造」の違い
暖かさには、ダウンを包む作りも関わります。
- シングルキルト構造:表地と裏地を直接縫い合わせてダウンの部屋を作る方法。軽く、小さくたためるのが強み

出典:モンベル - ボックス構造:表地と裏地の間に仕切りの布を入れ、箱のような部屋を作る方法。公式は「ダウンの保温性能を最大限に引き出します」と説明
出典:モンベル
行く山と季節で厚さを選ぶ
厚さ区分がわかったら、あとは行く山と季節に合わせて区分を選ぶだけです。
- 街~低山の3シーズン(春~秋の日帰り):薄手。山頂の休憩や夕方の冷え込みに羽織る携行防寒着なので、軽さと小ささを優先
- 冬の低山・雪山ハイク・小屋泊:中厚手。軽さと暖かさのバランスがいちばん取れた、冬の主力になる区分
- 森林限界を越える冬山・冬のテント泊:厚手のボックス構造
区分が決まったら、下の一覧表で同じ段のモデルを見比べ、フードの有無と予算で1着に絞り込みましょう。ほかのブランドも含めた選び方はこちら。
歩くときは脱いで、止まったら羽織る
ダウンは止まっているときに体温を守る服です。歩きながら着ると汗で中が湿り、保温力が落ちてしまいます。行動中は、通気がよく汗を逃がしやすい化繊の中綿ウェア(アクティブインサレーション)を着て、休憩でその上からダウンを羽織る。たとえば山旅のアルファダイレクト90 ULジャケットのような薄い行動着で歩き、止まったらダウンを重ねる組み合わせです。フリースとダウンの使い分けもあわせてどうぞ。
同じ区分の中はこの順番で並べています
同じ区分の中の順番までは、公式は決めていません。そこでこの記事では、次の3つのルールで並べました。
- 防風・防滴モデルを上に:イグニスダウンとパーマフロストのシリーズは、表地に防水透湿性素材(雨や風を通しにくく、汗の湿気は外へ逃がす素材)のスーパードライテックを使っています。公式の図には「同じ保温材量でも、さまざまな気象条件下でより高い保温性を発揮」と注記があります
- ボックス構造はシングルキルト構造より上:上の公式の構造の説明が根拠です
- 同じシリーズなら、パーカ(フード付き)をジャケットより上に:フードの分だけ体を覆う面積が広いから。襟のないラウンドネックも、同じ考え方でジャケットの下に置きました
モンベルのダウンジャケットおすすめ15選【温かい順】
15着を温かい順に並べた一覧表です。価格は2026年9月28日時点の税込価格、重量はメンズの平均重量です。下の紹介では、フードの有無が違うだけのパーカとジャケットは1つにまとめています。
温かさ(厚さ区分) | 商品名 | 価格(税込) | 重量 | FP | 表地の特徴 |
厚手(防風・防滴) | パーマフロスト ダウンパーカ | ¥37,400 | 550g | 800FP | スーパードライテック 30D/ボックス構造 |
厚手 | アルパインダウン パーカ | ¥32,000 | 455g | 800FP | 20D・はっ水/ボックス構造 |
厚手 | アルパインダウン ジャケット | ¥29,000 | 423g | 800FP | 20D・はっ水/ボックス構造 |
中厚手(防風・防滴) | パーマフロスト ライトダウンパーカ | ¥31,900 | 384g | 800FP | スーパードライテック 12D |
中厚手(防風・防滴) | パーマフロスト ライトダウンジャケット | ¥27,500 | 337g | 800FP | スーパードライテック 12D |
中厚手 | ネージュダウン パーカ | ¥26,400 | 363g | 800FP | 20D バリスティック |
中厚手 | ライトアルパインダウン パーカ | ¥26,000 | 354g | 800FP | 20D バリスティック |
中厚手 | プラズマ1000 アルパインダウン パーカ | ¥41,800 | 236g | 1000FP | 7D エアライト |
中厚手 | ネージュダウン ジャケット | ¥23,900 | 321g | 800FP | 20D バリスティック |
中厚手 | ライトアルパインダウン ジャケット | ¥23,500 | 312g | 800FP | 20D バリスティック |
薄手(防風・防滴) | イグニスダウン パーカ | ¥39,600 | 281g | 1000FP | スーパードライテック 12D |
薄手 | スペリオダウン パーカ | ¥22,500 | 239g | 800FP | 10D エアライト |
薄手 | スペリオダウン ジャケット | ¥19,500 | 190g | 800FP | 10D エアライト |
薄手 | プラズマ1000 ダウンジャケット | ¥27,940 | 130g | 1000FP | 7D バリスティック エアライト |
薄手 | スペリオダウン ラウンドネックジャケット | ¥15,000 | 165g | 800FP | 20D/裏10D |
ユニクロや無印良品のダウンとも比べたい人は、こちらもどうぞ。
【厚手】冬山の休憩やテント場で頼れる3着
厚手の3着は、どれもボックス構造。森林限界を越える冬山の休憩や、テント場の夜に体温を守ります。
~防風・防滴とボックス構造をあわせ持つ登山用の最上位~『モンベル パーマフロスト ダウンパーカ』

登山用の15着の中で、いちばん暖かい位置にくるのがこのパーカです。厚手のボックス構造に加えて、表地は防水透湿性素材のスーパードライテック2レイヤーを使用しています。
現行モデルで表地がウィンドストッパーからスーパードライテックに変わり、重量は550g、価格は37,400円のまま。男女兼用でXS~XXL、ゆったり幅まで揃っています。
価格(税込) | ¥37,400 |
重量 | 550g(平均重量) |
FP | 800FP(EXダウン) |
表地 | スーパードライテック2レイヤー 30D ナイロン・リップストップ/裏地20D タフタ(ボックス構造) |
厚さ区分 | 厚手(防風・防滴) |
ウィメンズ | 男女兼用(XS~XXL・ゆったり幅あり) |
こんな人におすすめ!
- 風の強い稜線や雪の日の休憩でも、1枚で体温を守りたい人
- 冬のテント泊で、テント場の夜を暖かく過ごしたい人
~冬山の定番、ボックス構造の厚手~『モンベル アルパインダウン パーカ/ジャケット』

冬山用のスタンダードなダウンです。ボックス構造で、表地は水をはじくはっ水加工の20Dナイロン・リップストップ、裏地は20Dのバリスティック・タフタ。パーカとジャケットの違いはフードの有無で、生地も構造も同じです。
パーカは32,000円・455g。パーマフロスト ダウンパーカより95g軽く、5,400円安いので、防風・防滴まではいらない人にちょうどいい1着です。ジャケットは29,000円・423gと厚手ではいちばん手ごろです。ハードシェルのフードや帽子と組み合わせたい人はジャケットを選びましょう。
パーカ | ジャケット | |
価格(税込) | ¥32,000 | ¥29,000 |
重量(平均) | 455g | 423g |
FP | 800FP(EXダウン) | 800FP(EXダウン) |
表地 | 20D ナイロン・リップストップ(はっ水)/裏地20D バリスティック・タフタ(ボックス構造) | パーカと同じ |
厚さ区分 | 厚手 | 厚手 |
ウィメンズ | あり(¥31,000・406g) | あり(¥28,000・360g) |
こんな人におすすめ!
- はじめての冬山用に、厚手のダウンを1着そろえたい人
- 冬のテント泊や小屋泊で、夜の冷えに備えたい人
- フードはシェルや帽子でまかない、厚手を予算を抑えて選びたい人(ジャケット)
ほかのブランドも含めた雪山用のダウン、下半身の防寒に使うダウンパンツはこちら。
【中厚手】冬の低山や小屋泊で主力になる7着
中厚手は、軽さと暖かさのバランスがいちばん取れた区分です。冬の低山や雪山ハイク、山小屋に泊まる日から、寒がりな人の春・秋の防寒着まで使えます。
~中厚手でいちばん風と濡れに強い~『モンベル パーマフロスト ライトダウンパーカ/ジャケット』

中厚手で唯一の防風・防滴シリーズです。表地はスーパードライテック2レイヤーの12Dエアライト・リップストップ。風の強い尾根や天気が崩れかけた日の休憩で、表地が風と濡れからダウンを守ります。
現行モデルで表地がスーパードライテックに変わり、価格はパーカ31,900円・ジャケット27,500円のまま。ジャケットはパーカのフードなし版で、防風・防滴のダウンをハードシェルの下にも着たいなら、フードのないこちらが重ねやすいでしょう。
パーカ | ジャケット | |
価格(税込) | ¥31,900 | ¥27,500 |
重量(平均) | 384g | 337g |
FP | 800FP(EXダウン) | 800FP(EXダウン) |
表地 | スーパードライテック2レイヤー 12D エアライト・リップストップ/裏地20D タフタ | パーカと同じ |
厚さ区分 | 中厚手(防風・防滴) | 中厚手(防風・防滴) |
ウィメンズ | あり(¥31,350・342g) | あり(¥26,950・299g) |
こんな人におすすめ!
- 風の強い尾根や、天気が崩れやすい季節の休憩で使いたい人
- 冬の低山から街まで、天気を気にせず羽織りたい人
- 風よけも兼ねたダウンを、フードなしですっきり着たい人(ジャケット)
~20デニールの丈夫な生地、ジャケットは2026年の新作~『モンベル ネージュダウン パーカ/ジャケット』

表地は20Dのバリスティック・リップストップ、裏地は20Dのタフタ。数字の上では、次のライトアルパインダウンとよく似たシリーズで、区分・FP・生地の太さが同じ、重さと価格の差もわずか。色の好みや在庫で選んで大丈夫です。
パーカは26,400円・363g。ジャケットは2026年秋冬の新商品で、23,900円・321g。シングルキルト構造に、モンベル独自のキルティングパターンを組み合わせています。
パーカ | ジャケット | |
価格(税込) | ¥26,400 | ¥23,900 |
重量(平均) | 363g | 321g |
FP | 800FP(EXダウン) | 800FP(EXダウン) |
表地 | 20D バリスティック・リップストップ/裏地20D タフタ | 20D バリスティック・リップストップ/裏地20D タフタ(シングルキルト構造+独自のキルティングパターン) |
厚さ区分 | 中厚手 | 中厚手 |
ウィメンズ | あり(¥25,000・322g) | あり(¥23,100・278g) |
こんな人におすすめ!
- 冬の低山と街の両方で着る、中厚手のダウンを探している人
- ライトアルパインダウンと迷っていて、色の好みで選びたい人
- 新しいモデルから選びたい人
~中厚手でいちばん手ごろなシリーズ~『モンベル ライトアルパインダウン パーカ/ジャケット』

中厚手の中で、いちばん価格が手ごろなシリーズです。表地は20Dのバリスティック・リップストップ、裏地は20Dのタフタ。
パーカは26,000円・354gで、フード付きの中厚手ではいちばん安価。フードなし版のジャケットは23,500円・312gで、中厚手の7着の中でいちばん安い1着です。
パーカ | ジャケット | |
価格(税込) | ¥26,000 | ¥23,500 |
重量(平均) | 354g | 312g |
FP | 800FP(EXダウン) | 800FP(EXダウン) |
表地 | 20D バリスティック・リップストップ/裏地20D タフタ | 20D バリスティック・リップストップ/裏地20D タフタ |
厚さ区分 | 中厚手 | 中厚手 |
ウィメンズ | あり(¥25,000・326g) | あり(¥22,700・282g) |
こんな人におすすめ!
- はじめてのモンベルのダウンを、中厚手から手ごろに選びたい人
- 冬の低山や小屋泊用に、フード付きのダウンを手ごろに選びたい人(パーカ)
- 登山と普段着、どちらでも着られる1着が欲しい人
~236gで中厚手、1000FPの軽さを突きつめた~『モンベル プラズマ1000 アルパインダウン パーカ』

同じ区分のほかのモデルがどれも300g台の中で、ひとつだけ236g。1000FPのEXダウンを7Dのエアライト・リップストップで包み、公式の特集ページでは「ダウンをたっぷり封入した、より保温力の高いモデル」と紹介されています。
価格は41,800円で、15着でいちばん高価です。生地がとても薄いので、岩や枝の引っかけには注意を。
価格(税込) | ¥41,800 |
重量 | 236g(平均重量) |
FP | 1000FP(EXダウン) |
表地 | 7D エアライト・リップストップ |
厚さ区分 | 中厚手 |
ウィメンズ | あり(¥40,700・221g) |
こんな人におすすめ!
- 雪山トレッキングやスノーシューで、荷物を少しでも軽くしたい人
- 予算より、軽さと暖かさの両立を優先したい人
【薄手】春~秋の携行や冬の中間着に使える5着
薄手は、軽く小さくたためることを優先した区分です。春~秋はザックに入れておく防寒着、冬はハードシェルの下の中間着になります。
~薄手の中でいちばん風に強い~『モンベル イグニスダウン パーカ』

薄手で唯一の防風・防滴モデルです。1000FPのEXダウンを、スーパードライテック2レイヤーの12Dエアライト・リップストップで包んでいます。風の強い尾根や、天気の読みにくい日の携行防寒着に向いています。
ただし、1000FPでも公式の区分は中厚手ではなく薄手です。現行モデルで表地がスーパードライテックに変わり、重量は281g、価格は39,600円のままとなっています。
価格(税込) | ¥39,600 |
重量 | 281g(平均重量) |
FP | 1000FP(EXダウン) |
表地 | スーパードライテック2レイヤー 12D エアライト・リップストップ/裏地7D エアライト・タフタ |
厚さ区分 | 薄手(防風・防滴) |
ウィメンズ | あり(¥37,800・246g) |
こんな人におすすめ!
- 春~秋の稜線歩きで、風に強い防寒着をザックに入れておきたい人
- 冬はシェルの下の中間着、ほかの季節は羽織りと、1年を通して使いたい人
~迷ったらまずこれ、薄手の定番~『モンベル スペリオダウン パーカ/ジャケット』

薄手で迷ったら、まず候補にしたいシリーズです。とくにジャケットは2万円を切る定番。800FPのEXダウンを10Dのエアライト・リップストップで包み、春~秋はザックに入れる防寒着、冬はシェルの下の中間着と1年中出番があります。
ジャケットは190g・19,500円。パーカはジャケットにフードを付けたモデルで、239g・22,500円。首から頭まで覆えるので、風の強い山頂での休憩に向いています。
パーカ | ジャケット | |
価格(税込) | ¥22,500 | ¥19,500 |
重量(平均) | 239g | 190g |
FP | 800FP(EXダウン) | 800FP(EXダウン) |
表地 | 10D エアライト・リップストップ | 10D エアライト・リップストップ |
厚さ区分 | 薄手 | 薄手 |
ウィメンズ | あり(¥21,200・202g) | あり(¥18,300・160g) |
こんな人におすすめ!
- はじめての登山用ダウンを、価格を抑えて選びたい人(ジャケット)
- 春~秋の携行と冬の中間着を、1着で兼ねたい人
- 春~秋の山頂や休憩で、首元まで冷やしたくない人(パーカ)
~130g、この記事でいちばん軽いダウン~『モンベル プラズマ1000 ダウンジャケット』

重量130gは、この記事の15着でいちばんの軽さです。1000FPのEXダウンを、表も裏も7Dのバリスティック エアライト・リップストップで包んでいます。公式のおすすめシーンは「冬山登山など寒冷地での中間着」。ほかのウェアと重ねて使う前提のダウンです。
価格(税込) | ¥27,940 |
重量 | 130g(平均重量) |
FP | 1000FP(EXダウン) |
表地 | 7D バリスティック エアライト・リップストップ(表裏とも) |
厚さ区分 | 薄手 |
ウィメンズ | あり(¥27,390・116g) |
こんな人におすすめ!
- 夏山やテント泊で、防寒着を少しでも軽くしたい人
- 冬山で、シェルの下に着る軽い中間着を探している人
~襟なしで重ね着にも街にも~『モンベル スペリオダウン ラウンドネックジャケット』

襟のない丸首のダウンジャケットです。表地は20Dのバリスティック・リップストップ、裏地は10Dのエアライト。上に着るジャケットの首元とぶつからず、重ね着がしやすいのが持ち味です。
公式では登山用のカテゴリには入っておらず、登山では中間着に、街ではカーディガン感覚で使う1着です。価格は15,000円と15着でいちばん手ごろ。
価格(税込) | ¥15,000 |
重量 | 165g(平均重量) |
FP | 800FP(EXダウン) |
表地 | 20D バリスティック・リップストップ/裏地10D エアライト |
厚さ区分 | 薄手 |
ウィメンズ | あり(¥14,700・145g) |
こんな人におすすめ!
- ジャケットやシェルの下に着る、襟なしのダウンが欲しい人
- 登山と普段着の両方で使える1着を、手ごろに選びたい人
ほかのブランドも含めて、軽くて小さくたためるダウンを重さの順に比べたい人はこちら。
モンベルのダウンジャケットに関するよくある質問

Q1. イグニスダウン パーカは寒いですか?
公式の区分は「薄手」なので、場面によっては寒く感じます。 1000FPのダウンでも、冬山の休憩やテント場を1枚でしのぐには力不足です。
一方で、表地は防風・防滴のスーパードライテック。公式は、防風・防滴モデルは同じ保温材量でもより高い保温性を発揮すると説明しています。春~秋の稜線での携行防寒着や、冬山でシェルの下に着る中間着なら、薄手の中でいちばん風に強い1着です。冬の休憩用には、中厚手以上を選びましょう。
Q2. プラズマ1000は寒いですか?
「プラズマ1000」の名前がつくモデルは2つあり、区分が違います。 プラズマ1000 ダウンジャケットは薄手(130g)で、公式のおすすめシーンは「冬山登山など寒冷地での中間着」。単体で冬の休憩をしのぐと寒く感じます。
プラズマ1000 アルパインダウン パーカは中厚手(236g)で、公式が「ダウンをたっぷり封入した、より保温力の高いモデル」と紹介しています。どちらも1000FPですが、FPが高くても入っているダウンの量が少なければ暖かさは控えめ。冬の休憩用なら、アルパインダウン パーカのほうです。
Q3. スペリオダウンとプラズマ1000の違いは何ですか?
スペリオダウン ジャケットとプラズマ1000 ダウンジャケットは、どちらも薄手区分です。違いはダウンのFPと生地の細さで、それが軽さと価格に出ています。
項目 | スペリオダウン ジャケット | プラズマ1000 ダウンジャケット |
価格(税込) | ¥19,500 | ¥27,940 |
重量 | 190g | 130g |
FP | 800FP | 1000FP |
表地 | 10D エアライト・リップストップ | 7D バリスティック エアライト・リップストップ |
厚さ区分 | 薄手 | 薄手 |
60gの軽さに8,440円を払うかどうかが分かれ目です。スペリオダウンにはパーカやラウンドネックもあり、形の選択肢が広いのも違いです。
Q4. フィルパワーが高いほど暖かいのですか?
必ずしもそうではありません。 モンベルの公式ページには「フィルパワーは製品の軽量コンパクト性を評価する一つの目安であり、暖かさそのものを表すものではありません」とあります。
公式のグラフでは、550FPを基準に800FPは30%、1000FPは80%保温性が高くなります。ただしこれは同じ重さのダウン同士の比較で、製品どうしの比較ではありません。モンベルはダウンの充填量を公開していないので、製品の暖かさを比べるなら、FPより公式の厚さ区分を見るのが確かです。
Q5. 結局どれを選べばいいですか?
行く山と季節で、まず厚さ区分を決めてください。
- 街~低山の3シーズン:薄手(迷ったらスペリオダウン ジャケット)
- 冬の低山・雪山ハイク・小屋泊:中厚手(手ごろなのはライトアルパインダウン)
- 森林限界を越える冬山・冬のテント泊:厚手(定番はアルパインダウン パーカ)
区分を決めたら、フードの有無と予算で1着に絞り込みましょう。


