この記事の要点:北海道最高峰・大雪山旭岳(2,291m)は、大雪山旭岳ロープウェイで標高約1,600mの姿見駅まで上がれば、初心者でも日帰りで山頂を目指せます。姿見駅からのピストンはコースタイム3時間50分(往復・目安)、間宮岳・裾合平を回る周回は6時間50分(目安)。11月の旭岳はすでに雪山で、ロープウェイも秋の運休をはさんで冬期運行に切り替わる時期です。初心者の登山は来年の夏(7〜9月)にしましょう。
(2026年11月2日更新:ロープウェイの冬期運行と料金、噴火警戒レベル、季節ごとの服装・持ち物、よくある質問を加えました)
北海道最高峰を誇る大雪山旭岳はロープウェイを利用すれば山腹まで上がることができ、アクセスのしやすさと眺望に恵まれた百名山です。この大雪山へ車で行くベスト登山プランと旭岳温泉駐車場情報を紹介します。
最新の登山情報(2026年11月2日確認)
- 噴火警戒レベル1:気象庁の大雪山の火山活動解説資料(2026年9月分)では、噴火警戒レベルは1(活火山であることに留意)。旭岳地獄谷爆裂火口の噴気は火口上200m以下で低調で、噴火の兆候は認められないとされています。次回(10月分)は11月10日発表予定です。出典:気象庁「大雪山の火山活動解説資料(令和8年9月)」
- ロープウェイは秋の運休をはさんで冬期運行へ:大雪山旭岳ロープウェイは、昨シーズン(2025年)は10月下旬の大雪とロープ交換工事のあと、12月11日に冬期運行を再開しました。冬期(12月11日〜5月10日)の大人往復は2,800円、運行は9:00〜15:40(上り最終15:20)と案内されています。2026年の運休・再開日と料金は、公式サイトの最新のお知らせで確認してください。出典:大雪山旭岳ロープウェイ「運行再開&圧雪コース利用開始」、同「料金変更・スケジュールのご案内」
- 11月以降は雪山:姿見駅周辺も雪に覆われ、山頂への登山道は夏道がわからなくなります。強風とホワイトアウトが起きやすく、冬の旭岳登山は雪山の経験と装備(アイゼン・ピッケルなど)が必要です。冬に初心者が楽しむなら、ロープウェイ山頂駅周辺の散策や、ガイド付きのスノーシューツアーなどにとどめましょう。
- クマ:大雪山はヒグマの生息地です。クマ鈴やクマ撃退スプレーを携帯し、出没情報を確認してから入山しましょう。
大雪山・旭岳ってどんな山?
- 都道府県:大雪山|旭岳(たいせつざん|あさひだけ) 北海道
- 山域:大雪山|旭岳(たいせつざん|あさひだけ) 石狩山地
- 標高:大雪山|旭岳(たいせつざん|あさひだけ) 2,291m(北海道最高峰)
- 登山適期:大雪山|旭岳(たいせつざん|あさひだけ) 夏山シーズン(7〜9月)が目安
- 天気・アクセスなど:大雪山|旭岳(たいせつざん|あさひだけ) 詳細情報
「大雪山」は一つの山の名前ではなく、旭岳を最高峰とする北海道中央部の山々の総称です。旭岳はその主峰で、山麓の旭岳温泉からロープウェイを使えば所要時間10分ほどで標高約1,600mの姿見駅までアクセスができます。ここを登山の起点として山頂を目指します。大雪山頂上までの距離はさほど長くありませんが、距離が短い分、登山道の傾斜は急になっています。
大雪山山頂からは北海道の屋根と呼ばれる景色が広がっており、また旭岳を水面に映す姿見の池は日本一早く紅葉を楽しめる名所としても人気が高く、観光客も多く足を運ぶスポットです。
大雪山の登山口へは旭川空港からアクセスすることになりますが、前泊は山麓の旭岳温泉がおすすめです。
旭岳の登山コース(初心者・中級者・上級者向け)
- 姿見駅〜旭岳山頂 ピストン:レベル 初心者 / 登山口 ロープウェイ姿見駅 / 距離 約5.6km / コースタイム(目安) 3時間50分(往復) / 累積標高 約725m
- 旭岳〜間宮岳〜裾合平 周回:レベル 中級者 / 登山口 ロープウェイ姿見駅 / 距離 約11.5km / コースタイム(目安) 6時間50分 / 累積標高 約957m
- 冬の旭岳(積雪期):レベル 上級者 / 登山口 ロープウェイ姿見駅 / 距離 — / コースタイム(目安) 天候次第 / 累積標高 —
※コースタイムは「40〜50代(または60代)の登山経験者/2〜5人のパーティー/夏山の晴天時」を基準にした目安です。
【初心者向け】姿見駅から旭岳山頂へのピストン
大雪山旭岳ロープウェイの姿見駅から姿見ノ池までの散策路は10分ほどです。姿見ノ池から地獄谷の噴煙の先に旭岳が見えることでしょう。


歩きにくい登山道が続きますが、大きな岩のニセ金庫岩に続き、真四角の金庫岩が現れれば山頂も近いです。トムラウシ山や十勝岳をはじめとした雄大な眺めは北海道の中央部に位置する2000m級の山々の主峰たる素晴らしい景色です。
- 注意する所:姿見ノ池から上は火山礫のザレた急斜面で、下りで滑りやすい道です。
- 霧が出ると広い斜面で道を見失いやすいので、地図アプリと目印のロープ・ポールを確認しながら歩きましょう。
- ロープウェイの下り最終便の時刻から逆算して、山頂の折り返し時刻を決めておきましょう。

【中級者向け】間宮岳・中岳分岐から裾合平への周回
旭岳山頂からはそのままピストン登山で往路を戻ることもできますが、そのまま間宮岳を登り、中岳分岐から左に折れて裾合平へと下る周回コースで北海道の雄大な山々を楽しみましょう。

御鉢平の有毒ガスを噴出する独特な景観や、中岳温泉を経由し裾合平へと下る際の高山植物など、素晴らしい景色を楽しむことができます。距離が長く、雪渓が残る時期もあるので、体力と時間に余裕を持って歩きましょう。
【上級者向け】冬の旭岳
積雪期の旭岳は、強風と低温、視界不良の厳しい雪山です。アイゼン・ピッケル・ゴーグルなどの冬山装備と、ルートを判断できる経験が必要です。冬に初めて訪れる人は、山頂を目指さず、ロープウェイ山頂駅周辺の景色を楽しむ程度にしましょう。
アクセスと駐車場
登山コーススタート地点『旭岳温泉』までのアクセス
旭川空港から約40kmで旭岳温泉に到着することができます。途中の東川町市街地は近年アウトドアショップが軒を連ね、登山好きにはおすすめのスポットです。冬は路面が凍結するので、スタッドレスタイヤと雪道の運転に慣れていることが前提です。
旭岳温泉駐車場について

大雪山旭岳ロープウェイ旭岳山麓駅前に有料駐車場があり、約150台駐車することが可能です。旭岳ビジターセンター向かいにある公営駐車場は約80台で、こちらは無料で駐車することができます。どちらの駐車場にもトイレがあります。台数・料金は変わることがあるので、最新の情報は現地の案内で確認してください。
ロープウェイの料金と運行時間
料金と運行時間は季節で変わります。昨シーズンの冬期(2025年12月11日〜2026年5月10日)は大人往復2,800円・小人往復1,750円、運行は9:00〜15:40でした。夏山シーズンの料金・時間と、秋の点検運休の日程は大雪山旭岳ロープウェイの公式案内で確認しましょう。
季節ごとの服装と持ち物
旭岳は北海道の2,000m級の山で、本州の3,000m級の山に近い寒さと風を想定しておくと安心です。夏でも山頂は冷えるので、防寒着とレインウェアは必ず持ちましょう。服装と持ち物の基本は登山の服装と登山の持ち物、靴選びは登山靴の記事でまとめています。
- 6〜7月:山の様子 雪渓が多く残る。高山植物の季節 / 服装・持ち物のポイント 防水の登山靴、レインウェア、フリース。雪渓には軽アイゼンやチェーンスパイク
- 8月:山の様子 夏山の最盛期。天気が急変しやすい / 服装・持ち物のポイント レインウェア上下、手袋、帽子、水と行動食
- 9月:山の様子 日本一早い紅葉。朝晩は氷点下の日も / 服装・持ち物のポイント ダウン、ニット帽、手袋、ヘッドライト
- 10月〜春:山の様子 雪山 / 服装・持ち物のポイント 冬山装備と経験が必要。初心者は登山しない
風の強い旭岳では、汗をかいても蒸れにくく、上にシェルを重ねやすい保温着が活躍します。アルファダイレクトのジャケットは軽くて通気性が高く、秋の行動着に向いています。
耳まで覆える保温キャップは、強い風で耳が冷えやすい北海道の山で役立ちます。
夏でも山頂付近は指先が冷えることがあります。薄手の手袋を1組ザックに入れておきましょう。
下山後のおすすめスポット
前泊にもおすすめの旭岳温泉には日帰り専用の入浴施設はありませんが、多くの宿泊施設で立ち寄り入浴を受け付けているのでお気に入りのスポットを見つけてみましょう(受付時間や休止日は各施設に確認を)。また旭岳温泉から約20km走った先にある天人峡温泉もおすすめです。
よくある質問
旭岳は初心者でも登れますか?
夏山シーズンの晴れた日なら、ロープウェイを使った姿見駅からのピストンは初心者でも日帰りで登れます。ただし山頂直下は急でザレた斜面が続き、天気が崩れると北海道の山らしい強風と低温になります。防寒着とレインウェアは必ず持って行きましょう。
何時間かかりますか?
姿見駅から山頂までのピストンで3時間50分、間宮岳・裾合平を回る周回で6時間50分が目安です(夏山の晴天時・休憩を除く)。
トイレはありますか?
山麓の駐車場にはトイレがあります。登山道の途中にはトイレがないと考えて、携帯トイレを持っておきましょう。
冬(11月〜春)は登れますか?
雪山の装備と経験がある人だけが登れる山になります。初心者は夏山シーズンに登るか、冬はロープウェイで上がって景色を楽しむ程度にしましょう。
「大雪山」と「旭岳」の違いは?
大雪山は北海道中央部の山々の総称で、旭岳はその最高峰です。「大雪山に登る」というとき、多くはロープウェイで行ける旭岳を指します。
※本記事の作成にはAIを活用し、製品の仕様は各公式サイトの掲載情報(確認日時点)と照合しています。





