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【2024年版】登山向け保温着の選び方とおすすめアイテム30選!化繊ジャケットやダウンなどシーン別に紹介

【2024年版】登山向け保温着の選び方とおすすめアイテム30選!化繊ジャケットやダウンなどシーン別に紹介

登山の保温着は、冬に限らず1年を通じて必要なアイテムです。本記事では、登山向け保温着の正しい選び方と、シーン別におすすめのアイテムを紹介します。

登山の保温着とは?

登山では、オールシーズン寒さ対策が必要です。標高の高い北アルプスや富士山などでは、夏でも都心の真冬並みの気温のため、寒さをシャットアウトする防寒着が欠かせません。

一方、登山は冬でも汗をかく激しいアクティビティです。タウン用の防寒着では発汗時の熱を閉じ込めてしまい、大量の汗が逃げ場を失って肌が常に濡れた状態となってしまいます。

汗に濡れたままでは外気温に体が冷やされ、いわゆる汗冷えとなって低体温症を招く危険があります。

登山に防寒着が必要とはいえタウン用の防寒着では、登山につきものの汗をうまく処理することができません。そのため、汗をかくことを前提に設計された登山用防寒着を装備することが大切です。

登山の保温着の選び方6つのポイント

登山での保温着の役割は、ただ体を温めるだけではありません。寒さから身を守り、体を常に快適な状態に保つ登山用保温着の正しい選び方のポイントを紹介します。

1.保温着を【休憩中に着る保温着】と【着て歩く行動着】とに分けて考える

登山用の保温着は、「休憩中(=じっとしている時)」と「行動中(=歩いている時)」の2つの側面から考える必要があります。

まず、休憩中は行動を止めるため熱が生まれず、行動中にかいた汗がそのままだと急速に熱を奪われ、冷えを感じます。高度のある場所では寒冷な空気や風の影響で余計に寒さを感じやすく、動きを止めてじっとしている時に、サッと羽織れて体を温めてくれる休憩時用の保温着が必要です。

一方、行動中は寒冷な環境であっても熱を生み、汗をかくため、体を温めてくれるだけの保温着では必要以上に汗をかいてしまい、その汗が内にこもって蒸れ、汗冷えを招く原因になります。

そのため、行動中に着る保温着には、保温性と相反する熱や汗をどう処理するかといった視点が求められます。まとめると次のようになります。

  • 休憩中の保温着:保温性が大切
  • 行動中の保温着:通気性と保温性の両方が必要

2.休憩中の保温着は軽量なダウンまたは化繊ジャケットがおすすめ

休憩時用の保温着は、行動中はザックに入れておき、ランチタイムや山小屋についたときにサッと羽織るため、軽量コンパクトで持ち運びしやすいダウンジャケットや化繊ジャケットがおすすめです。

ダウンジャケットは保温力が高いので安心感がありますが、タウンユースのダウンだと重量があり、透湿性がないため蒸れやすく、雨や雪に濡れるとなかなか回復しません。軽登山でなければ、軽くて撥水性のある登山用ダウンジャケットの利用をおすすめします。

化繊ジャケットはダウンよりも少しかさばりますが、濡れに強いというメリットがあるため、急な雨や雪の時でも安心です。保温力はダウンより落ちるものの、羽毛と比べて遜色のない化繊を使用した製品もあり一概にはいえません。

ただ、化繊ジャケットは後に述べるように行動中に着る保温着としての利用もあるため、休憩時用の保温着として化繊ジャケットを選ぶなら、保温性を重視したモデルを選びましょう。

3.行動中の保温着は「汗をうまく処理すること」が大事

登山での防寒対策は、いかにして汗冷えを防ぐかがポイントです。そのため行動中はできるだけ汗をかかないよう、レイヤリングによるウェアの着脱で体温調節を図りますが、それでも汗をかいてしまうのが一般的です。

汗冷えを防ぐには、かいた汗をうまく処理し、肌とウェア内の環境を常にドライに保つ必要があります。

汗対策とドライな環境作りに重要な役割を果たすのが、ベースレイヤーとミッドレイヤーです。

肌に直接触れるベースレイヤーと、体を保温するミッドレイヤーに何を選ぶかが、行動中の保温着のポイントといえます。

4.ベースレイヤーで「肌と汗を切り離す」のがポイント

ベースレイヤーは肌に直接触れる上、行動中に脱ぎ着できないため、登山の汗対策を大きく左右する重要なアイテムです。汗をかいても肌をドライな状態にするには、肌と汗を切り離す必要があります。その役目を担うのが、ベースレイヤーです。

ベースレイヤーが汗を素早く吸って拡散することで、肌はドライな状態となり、汗冷えを防ぎます。

ファイントラックのドライレイヤーは汗冷え対策として開発されたベースレイヤーで、行動中の汗処理に悩む多くの登山者から支持されています。

また、汗対策と共に保温性や着心地の良さも重視したベースレイヤーとして人気があるのが、メリノウール素材の商品です。冬山や高山だけでなく、年間を通じて着用する愛好者もいるほど親しまれています。

5.ミドルレイヤーはフリースまたはアクティブインサレーションがおすすめ

ベースレイヤーで汗と肌とを切り離したら、ミドルレイヤーで汗を放出しつつ体を保温します。

ミドルレイヤーには通気性や透湿性に優れ、なおかつ保温性もあるフリースがおすすめです。タウン用のフリースは汗が内にこもって蒸れやすいため、登山用のフリースを選びましょう。

また最近は、行動中の保温着として、アクティブインサレーションと呼ばれる化繊のジャケットの人気が高まっています。

アクティブインサレーションは、行動中に着ていてもオーバーヒートにならない程度の保温力があり、なおかつ通気性と撥水性に優れているため汗対策ができる上、多少の降雨時でも着続けていられます。

ただし、アクティブインサレーションは、保温力よりも通気・撥水性のほうが高いため、動きを止めると寒く感じられ、休憩時用の保温着としてはおすすめできません。

アクティブインサレーションは保温性も兼ね備えた行動着として着用し、ダウンなど休憩時用の保温着を別途装備しておくのがおすすめです。

6.通気性、透湿性を重視するなら化繊素材がおすすめ

登山の防寒対策において、保温力を第1に考えると、ダウンやウールなど天然素材のほうが勝ります。しかし、登山では雨や雪、そして汗による「濡れ」がつきものです。

濡れに強く、通気性、透湿性に優れているのが化繊素材です。化繊は天然素材に比べて値段が安いのも魅力です。ただし、肌触りや着心地などは天然素材のほうが優れているため、一概にどちらがいいとはいえません。

アクティブに動き、汗をかきやすい方なら化繊素材を、平均よりもゆったりと行動する方なら天然素材をおすすめしますが、ご自分の好みやシーンに応じて選んでみてください。

【休憩中の保温着】おすすめダウンジャケット5選

ダウンジャケットは行動中に着用するとオーバーヒートになりがちですが、休憩中は保温力の高さから大いに役立つアイテムです。新しく購入するなら、頭と顔、耳元を冷たい風から守るフードがあり、軽量なタイプをおすすめします。

超軽量で快適なダウンフーディ『マウンテンハードウェア−ゴーストウィスパラーUL』

189gと着ていることを忘れてしまうくらい軽く、快適な着心地のフードタイプダウンジャケットです。1000フィルパワーで撥水加工が施されており、両サイドにはジッパー付きポケットがついています。

冬の登山ではミドルレイヤーとして着用することができ、持ち運びしやすいため春・夏・秋は休憩時用保温着としておすすめです。

普段使いもできる定番の軽量ダウンフーディ『パタゴニア-ダウン・セーター・フーディ』

登山にも普段使いにもできる軽量ダウンフーディーの定番です。シェル素材には20×30デニール・リップストップを採用しているため、風をしっかり防ぎつつ耐久性に優れ、普段使いもできます。

フードには片手で調整できるドローコード、フロントジッパーの内側にはストームフラップがつき、冷たい空気を遮断。保温力と収納性の高い複数のポケットも魅力です。

軽量&保温性抜群『マウンテンイクイップメント-クラウド・デュベ』

桁違いの保温力と軽量コンパクト性で、厳冬期のクライミングや雪山縦走などのテント泊時に最適なダウンです。使用しているダウンは800フィルパワーの撥水ホワイトグースダウンで180g封入されていますが、重量は325gと軽量。丁寧なギャザー仕立てで着用ストレスがなく、ふんわりと体を包み込んでくれます。

ジッパープルが蛍光のため、テント泊の暗がりの中でも容易にジッパーの位置を確認できたり、裾部分のドローコードで、しゃがんだ時や手を挙げた時などに温かい空気が逃げなかったりなど、冬山登山をサポートするこだわりが詰まった一着です。

軽量ダウンジャケットの本命『Rab-ミシックGジャケット 』

RabのミシックGジャケットは、軽量コンパクトでありながら、秋~冬~初春までをカバーする保温力の高さが特徴です。1000フィルパワーのRDS認証ヨーロピアングースの撥水ダウンを使用し、シェルは7デニールという圧倒的に軽量な薄さのリップストップナイロンを採用。
繊維そのものにチタンコーティングを施すことで熱効率を高め、気温の低い環境でもダウンの中は温められ続けています。細かな点まで配慮が行き渡った作りのため、65000円と高価であっても、これ一着で登山から普段使いまでこなせるためお得です。

軽量で保温力のあるモデル『モンベル-プラズマ1000アルパインダウン パーカ 』

モンベルの人気最軽量ダウン「プラズマ1000 ダウンジャケット」にフードの付いたモデルです。モンベルのダウンはコールドスポットができにくい独自のキルティングパターンを採用し、軽量でありながら保温性を確保。プラズマ1000 ダウンジャケットよりダウン量が増したことで、さらに保温力がアップし、軽量性と両立させています。

紅葉登山、森林限界を越えない標高2500m位までの雪山登山の防寒着、寒がりな方の3シーズン用防寒着におすすめです。

【休憩中の保温着】おすすめ化繊ジャケット5選

化繊ジャケットは、ダウン同様、軽量タイプがおすすめです。ダウンより多少重量がありますが、濡れに強く、耐久力があり、メンテナンスも容易なため、長期縦走登山などには安心感があります。

汎用性の高い人気インサレーション『アークテリクス-アトムフーディ』

2023年、アークテリクスで最も人気の高い化繊インサレーションである「アトムLTフーディ」が、「アトムフーディ」と名称変更しました。

使用されている化繊綿「コアロフト」は保温力と耐久性を兼ね備え、サイドパネルのフリースが通気性を確保。暑すぎず寒すぎず、適度なフィット感と動きやすいデザインのため、厳冬期にはミドルレイヤーとして行動着にもなります。

重量は375gと軽量で、3シーズンの高所登山用防寒着として、また秋冬の普段使いにもなる万能インサレーションです。

超軽量で濡れに強い保温着『ファイントラック-ポリゴン2ULジャケット』

雨でびしょびしょに濡れたポリゴン2ULジャケットをぎゅっと絞り、その後普通に保温着として着用することができるほど、濡れに強いと評判の保温着です。ファイントラックが独自に開発した保温素材ファインポリゴンを採用。ファインポリゴンは、ダウンや化繊綿より撥水性、速乾性に優れ、濡れても保温性を維持し続ける素材です。

重量も185gと驚くほど軽量で、休憩中の保温着としても行動中のアクティブインサレーションとしても着用できます。

定番のスタンダード化繊ダウン『パタゴニア-ナノパフ』

化繊だからこその魅力が詰まったダウンです。水にぬれても保温力を失わず、洗濯してもすぐに乾きます。パッカブル可能なポケット、左右のハンドウォーマーポケット、内部の貴重品ポケット、裾部分のドローコードなど扱いやすいスタンダードな作りで、1枚持っていると重宝します。

暑すぎず寒すぎないちょうど良い感覚のウェアのため、行動着としての着用にもおすすめ。デザインがシンプルなので普段使いもできます。

ダウンと化繊のハイブリッド『ノースフェイス-サンダージャケット』

ダウンと化繊を混ぜた素材を使用し、繊維や生地に撥水加工を施しているため、濡れても保温性が下がらず、少々の雨ならはじきます。本体はポケットに収納でき、持ち運びもラク。

軽量で薄く、シンプルでスッキリとしたデザインのため、3シーズンの保温着として、冬山の行動着として、普段使いとしてなどさまざまな使い方ができます。

雪山におすすめの保温力『モンベル-フラットアイアンパーカ』

冬季クライミングにおすすめしたい化繊素材のビレイジャケットです。保温性に優れた構造であり、なおかつ絶え間ないスノーシャワーにも耐えられる防水透湿性を兼ね備えています。

フードはヘルメットを着用したままでかぶることができ、コードでフィット感の調整が可能。ビレイのほかスキーやキャンプなど厳冬期のハードなアクティビティにおすすめ。値段の安さも魅力です。

【行動中の保温着】おすすめベースレイヤー10選

ベースレイヤーは、化繊素材か、天然素材のメリノウールの2つに大別されます。保温力と防臭力があり、汗冷えを起こしにくいのがメリノウールです。

そして最近、登山の新常識といわれるのが、メリノウール製のベースレイヤーの下に通称「アミアミ」と呼ばれるメッシュインナーを着用する組み合わせです。メッシュ素材のインナーが汗と肌とを切り離すため、肌をドライな状態で保温することができます。

ここではメリノウール製のベースレイヤーと、メッシュインナーを中心におすすめの製品を紹介します。

安心の定番メリノウール『スマートウールのメリノウール製ベースレイヤー』

スマートウールは、メリノウール製の商品に特化したブランドで、特にベースレイヤーと靴下は多くの登山者から高品質と評価されています。

スマートウールのベースレイヤーは、生地の厚みやデザインなどが細かく分かれ、季節や登山シーンに応じて選べるようになっています。

生地の厚みは120、150、200、250の4種類あり、数字が小さいほど生地が薄く、大きいほど生地が厚くなります。生地は薄いほど通気性が高く、厚いほど保温性が高いとお考えください。

ベストなべースレイヤーを選ぶには、自分のアクティビティに合ったものを選び、その後季節に合ったタイプを選ぶといいでしょう。

おすすめは次の5つのコレクションです。

サーマルメリノ(旧メリノ250)

  • 混紡比率:ウール100%
  • 生地の厚み:250g/㎡
  • 特徴:非常に保温性が高い
  • おすすめシーン:冬山登山、パジャマ

イントラネット

  • 混紡比率:ウール53%、ポリエステル45%、ポリウレタン2%
  • 生地の厚み:200g/㎡
  • 特徴:シームレス&3Dニット構造、ストレスフリーで温かい
  • おすすめシーン:冬山縦走、長期縦走登山

メリノ150

  • 混紡比率:ウール87%、ナイロン13%
  • 生地の厚み:150g/㎡
  • 特徴:保温力があり耐久性が高い
  • おすすめシーン:ハイキング、肌寒い時期の縦走登山

メリノスポーツ150

  • 混紡比率:ウール56%、ポリエステル44%
  • 生地の厚み:150g/㎡
  • 特徴:保温性と速乾性を兼ね備えている
  • おすすめシーン:縦走登山、クライミング、トレイルランニング

メリノスポーツ120

  • 混紡比率:ウール53%、再生繊維(テンセル)47%
  • 生地の厚み:120g/㎡
  • 特徴:速乾性、通気性に優れている
  • おすすめシーン:夏山登山、春、夏のクライミング、トレイルランニング

高品質&肌触りの良さで人気『アイスブレーカーのメリノウール製ベースレイヤー』

スマートウール同様、メリノウールウェアのメーカーとして定評があるのがアイスブレーカーです。つるつるとした肌触りが心地よく、光沢があってストレッチ性が高いのが特徴です。

着心地の良さと吸湿速乾性を両立させている上、耐久性や紫外線対策、ニオイ対策も備えているため、長期縦走登山などハードなアクティビティにもおすすめです。

アイスブレーカーのベースレイヤーは、上質なメリノウール100%のスムースジャージ生地がメインで、生地の厚さにより、150、200、260に分かれています。

また、メリノウール40%+リヨセル60%の「Cool-Lite」素材は、心地よい肌触りと通気性が高いため、夏に最適です。スフィア2、ゾーンニットなどのモデルがあります。

メリノウール83%、ナイロン12%、ライクラ5%の「Corespun」素材は耐久性が高く、ハードなアクティビティに向いており、メッシュパネルが施された150ゾーンがあります。

季節や登山シーンに応じて好みのタイプを選ぶといいでしょう。おすすめは次の2つです。

150 ショートスリーブ ポケット ティー

  • 混紡比率:メリノウール100%
  • 生地の厚み:150g/㎡
  • 特徴:保温性が高い
  • おすすめシーン:冬山登山、冬場のハイキング、運動量の少ないアクティビティ

150 ゾーン ロングスリーブ ハーフジップ

  • 混紡比率:メリノウール83%、ナイロン12%、ポリウレタン(ライクラ)5%
  • 生地の厚み:150g/㎡
  • 特徴:防臭性、耐久性、伸縮性、吸水速乾性、温度調節効果
  • おすすめシーン:縦走登山、トレイルラン、ファストパッキング、バックカントリスキー

究極のTシャツ『山旅-速乾メリノウールTシャツ』

メリノウール初心者にもおすすめのTシャツです。メリノウールとポリエステルの混紡比率が50%ずつなので、汗を吸った後に拡散する能力に優れ、肌をドライに保ちます。春や秋の登山におすすめです。

メッシュインナーの代名詞『ファイントラック-ドライレイヤー』

ベースレイヤーと一緒に着用するメッシュレイヤーの代表格です。夏の登山やハードなアクティビティにおすすめのクール、オールシーズン使えて汎用性の高いベーシック、厳冬期の登山におすすめのウォームの3種類があり、季節や登山シーンに応じて選べます。

ファイントラックのドライレイヤーはメッシュ素材ですが、縦の糸と横の糸が交差する網状ではなく、縦のみで横切る糸がありません。これはドライレイヤーの上に着るベースレイヤーが汗を吸い取りやすくするためで、一見しただけではアミアミに見えないのもメリットです。

アミアミの代表『ミレー-ドライナミック』

見た目はまさに網ですが、ファイントラックのドライレイヤーに比べ生地に厚みがあるため、吸った汗をベースレイヤーに移して肌への汗戻りがありません。そのためドライナミックは、寒い時期の登山やスキーでの着用におすすめです。

【行動中の保温着】おすすめフリース6選

フリースは、ベースレイヤーの上に着るミドルレイヤーとしておすすめの保温着です。行動中に着続けていられるよう、蒸れない通気性の優れたタイプを選びましょう。また、持ち運びがしやすいよう、軽量でコンパクト性があるのもポイントです。

平均的な通気性と保温性『パタゴニア-R1デイリー』

適度な通気性と保温性があり、汎用性の高いフリースです。伸縮性があるので、寒い時期の行動着としてベースレイヤーの上から着用します。また、夏山の保温着として休憩中に羽織ったりアウターとして着用したりすることもできます。フラットで滑らかな肌触りも魅力です。

高い通気性と速乾性で蒸れにくい『パタゴニア-R1エア』

通気性と速乾性に優れた軽量薄手のフリースです。体にフィットするデザインでレイヤリングしやすく、保温性はあるものの行動中にオーバーヒートするほどではないため、冬場の登山やバックカントリスキーなどの中間着として着用したり、初春、晩秋のアウターとして着用するのにおすすめです。

また、軽量なので夏山のアウターとして念のため持ち歩くのにも適しています。

軽量&高い伸縮性『アークテリクス-カイヤナイトジャケット』

軽量で温かく汎用性の高いストレッチフリースジャケットです。平均重量は390g、「カイヤナイトライトウエイトジャケット」が最も軽量で280gです。ポーラテックパワーストレッチプロ素材を採用しているので摩耗性と耐久性に優れ、毛玉になりにくい特徴があります。

着心地が軽くレイヤリングしやすいので、ミドルレイヤーとしてはもちろん、アウターとしてや普段使いも可能。冬が終わる頃の登山や、晩秋の登山におすすめです。

着心地の良い万能フリース『HOUDINI-パワーフーディ』

ストレッチ性と吸湿速乾性に優れ、毛玉になりにくいポーラテックのパワーストレッチプロ素材を採用。ストレスフリーで着られる抜群の着心地で人気の高いモデルです。

体温調節のための細かい工夫が随所に見られ、厳冬期はミドルレイヤーとして、3シーズンはアウターとして使用できます。

優れたフィット感と防風性『Rab-パワーストレッチプロジャケット』

ポーラテックのパワーストレッチプロ素材を採用したフリース。優れたストレッチ性で体にフィットし、快適な着心地です。特にフードのフィット感が抜群で、稜線に出て強い風に当たった時に重宝します。ミドルレイヤーとしてもアウターとしても着用でき、登山やトレイルランニング後のリラックスウェアとしてもおすすめです。

高コスパで初心者におすすめ『モンベル-シャミースジャケット』

軽量薄手で肌触りが良く、通気性やストレッチ性も高いフリースです。登山のフリースとして必要な機能を全て備えながら、値段は6600円と他社製品に比べて格安。コスパが良いので、これから登山用具を揃えようとする初心者におすすめします。

【行動中の保温着】おすすめアクティブインサレーション4選

アクティブインサレーションは、中綿に化繊を使用することで行動中の汗を上手に処理し、ウェア内に湿気をこもらせず、蒸れない、熱をためないという特徴があります。ミドルレイヤーとして着用されることが想定されているため、保温性はそれほど高くなく、行動中に寒さを感じない程度です。

アクティブインサレーションの決定版『パタゴニア-ナノエアライトハイブリッドフーディ』

アクティブインサレーションの先駆けであるパタゴニアの「ナノエア」をさらに進化させたのが「ナノエアライトハイブリッド」です。背中や脇、腕の内側などに定評あるR1エアの生地を配置することで、バックパックで蒸れやすい背面側の課題を解決。また表地の強度が増し、耐摩耗性もアップしました。

通気性と保温性のバランスが絶妙で、厳冬期のミドルレイヤーから夏山の保温着としてまで年間を通じて使える一着です。

軽量で薄くコンパクト『アークテリクス-アトムSLフーディ』

アークテリクスの化繊インサレーションの中では最軽量ですが、中綿にコアロフトを使用しているため保温力があり、なおかつ通気性に優れています。非情に薄く軽いためレイヤリングしやすく、綿の量が少ないことから春夏シーズンのみ販売されています。

晩秋から厳冬期、初春にかけてのミドルレイヤーとして、あるいは3シーズンの縦走登山でのテント泊や小屋泊での保温着として活用できます。

保温性と通気性を兼ね備えた『Rab-ゼネア アルパイン ライト ジャケット』

中綿に保温力と通気性に優れたプリマロフトゴールドアクティブ+素材を使用し、静止中は温かさを維持、行動中は熱を外に放出するよう設計されています。

モコモコし過ぎないためレイヤリングしやすく、しゃがんでも背中が露出しない長めの着丈のため、停滞中の温かさを感じやすくなっています。厳冬期のミドルレイヤーとして、3シーズンのテント泊の保温着、リラックスウェアとして活用できます。

高い通気性と適度な保温力『Rab-アルファフラッシュ』

ポーラテックの化繊中綿素材として知られる、毛足の長いフリース地ポーラテックアルファをむき出しで使用しています。中間着として着用することで汗を素早く吸着させて乾かすので、肌はサラッと快適なまま。保温しながらドライな環境をキープします。

アルファフラッシュの上にハードシェルや薄手のウィンドブレーカーを着用することで保温力の調整が簡単にできます。

まとめ

登山の保温着は、季節やシーンに応じて選ぶ必要があります。本記事を参考に、自分に合った一着を探してみてください。

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